がん研究で日本が協力、ベトナムを含む東南アジア5か国と
国立がん研究センター(NCCJ:日本)は、ベトナム、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンの東南アジア5か国と協力して進める、より良いがん治療のための薬剤開発協力事業を開始した。
「アトラス」と名付けられたこのプロジェクト(正しくは、アジア地域における臨床研究・治験実施体制整備を目的とした「アジアがん臨床試験ネットワーク構築に関する事業(Asian clinical TriaLs network for cAncerS project:ATLAS project)」)では、希少がんの様々な治療方法の確立を進めると同時に、これらの国々で、患者が先進的な治療方法にアプローチできる機会をもたらす。
NCCJによると、現在東南アジアの多くの国々で、人口増と経済発展に起因する大量のがん患者を治療するために不可欠な医療システムが不足している。
各国での臨床試験を拡大し、関連するデータを共有することで、治療薬剤の開発促進を目指すとともに、日本は、育成・研究プログラムを通じてこの分野での経験を共有する。
(Baochinhphu.vn 9月9日)
(2020/09/16 07:42更新) |