Bamboo Airways、茨城県にチャーター便
茨城県は4月5日、Bamboo Airwaysが4月29日に茨城に就航することを発表する記者会見を行った。これはBamboo Airways初の日本行き路線となる。
記者会見には、茨城県から大井川和彦知事や、県・関連機関の代表者が出席し、Bamboo Airways側からは同社のDuong Thi Mai Hoa副会長兼副社長と各幹部が出席した。
Hoa副会長は記者会見で、茨城県が東京に近く、地理的に利点が多いことを述べた。茨城県は日本の主要な工業生産拠点であり、またその自然の景観と独自の伝統文化により発展した高度な農業と観光産業でも有名な県だ。
Bamboo Airwaysは、茨城への就航が多くの分野、特に農業・貿易・観光など県の強みである分野で、茨城とベトナム間の協力関係を発展させる原動力を生み出し、それにより日本とベトナム間の協力関係が強化されることに期待を寄せた。
統計によると日本とベトナム間の輸送や旅行ニーズは、近年目覚ましい速度で成長している。特に観光分野でベトナムは、『東南アジアの好きな国』として日本では2番目に人気がある国であり、また、日本を訪れるベトナム人観光客は、2018年に約39万人に達し、他の国と比べ成長率はトップとなっている。
日越関係は現在、2018年に外交関係樹立45周年記念イベント後でもあり、この数字はまだ日越関係の中における潜在的なレベルに達していないと考えられている。
Bamboo Airwaysの主要な目的地の1つである日本を含む、東南アジア地域市場を結ぶ戦略の一部である日本-ベトナム線は、両国間で今後さらに増える人々の旅行ニーズを満たし、観光・貿易を促進し、文化の交流を目標としている。
今回は最初のステップとしてBamboo Airwaysは、旅行会社と連携し、茨城行きのチャーター便を運航する。これは双方に利益をもたらすと共に、旅行会社と乗客双方にとって適正な価格でサービスを提供できる近代的な航空輸送の形態となる。
Bamboo Airwaysは4月29日の就航後、沖縄や福島、和歌山、小松など他の多くの日本の地域へ路線を拡大していく予定だ。
大井川知事は、同航空会社の計画を歓迎する意向を示し、ベトナムから茨城への路線が日越の人材交流を含む二国間協力に、大きな利益をもたらすだろうと述べた。
同航空会社は現在、ベトナムの主要都市と有名な観光地を結ぶ17の国内路線を運航しており、この4月にはさらに韓国、シンガポールへの新路線も開設する予定としている。
(VnExpress 4月6日)
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(2019/07/12 08:55更新) |