人工知能開発で日・越企業が協力
パーソナル人口知能「al+(オルツ)」を開発する日本企業オルツ社傘下のオルツテクノロジーは、ベトナムのAimesoft社と協力し、大規模なAIプラットフォームの「altGo」の開発を進めている。
様々なAI技術をWEB上で利用可能にするAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)群を備えた世界最大規模のAIプラットフォーム「altGo」は、多くのAI技術で導入され、開発者がアプリケーションのプログラミングにすぐに応用できるようになっている。
altGoは自動会話プログラム、自動顧客サポート、固有名詞認識、発話統合、音声クローン、顔認識、文字認識、物体認識などの開発を手がける技術者に提供されている。altGoの主要な技術はパーソナル人工知能「al+」とAimesoft社のマルチモーダル人口知能が基になっている。
Aimesoftはマルチモーダル人工知能をベトナムで最初に手がけた会社である。その中には、コーパス、音声、映像、資料、計算処理技術などが組み込まれ、複雑な数学の問題も解くことができ、正答率も高い。こうした複雑な問題は、一部の資料や単純な公式を使っただけでは解けないものとなっている。
今回の協力は、オルツ社にパーソナル人口知能アプリケーションの新しい性能を開発する際の選択肢を広げることに寄与すると考えられている。
また、この協力を進めていく中で、Aimesoft社は、日本のような参入の難しい市場に、画像処理技術やベトナムの文字認識技術をはじめとしたマルチモーダル人工知能技術を深く浸透させるチャンスを狙っている。
2016年、オルツ社はハノイにパーソナル人工知能研究開発センターを設立した。「al+」は、インターネット、eメール、電子スケジュールなど、ユーザーが普段使用しているアプリケーションと連結し、その分析に基づいてユーザーの習慣を自動的に認識するアプリケーションで、「al+」はインターネット上にユーザーのコピー(ユーザーの第2の自己)を作り出す。
この作り出されたコピーは、ユーザに代わって電話対応、メール返信、スケジュール管理などをすることができるという。
(VNexpress 3月25日)
※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。 『ベトナム最新情報』は、ベトナムに投資・進出する日系企業の定番ビジネスニュースです。 詳細は『ベトナム最新情報』(https://www.toho.com/news/)をご覧下さい。
(2019/07/01 10:01更新) |