イセ食品、ベトナムで生食できる新鮮な鶏卵生産
Ba Huan社は3月15日、生でも食べられる卵の商業生産を行うため、日本のイセ食品グループと協力契約に署名した。
この契約を結ぶため、両社は1年以上に渡って協議を続けてきた。これはベトナム初となる生食卵の生産となる。
Ba Huan社のPham Thi Huan社長によると、この生食用の卵は全て、ベトナムにある日系スーパーや日本食材店で販売され、将来的には海外に輸出される予定。
調理せずにそのまま食べられる日本の基準に準拠した新鮮な卵を生産するため、同社は調達する鶏から飼料や保存方法に至るまで、厳しい条件の下で養鶏を行う必要がある。
Huan社長は、「良質の品種を選ぶことに加えて、鶏にも管理された餌が与えられ、1つの卵に対しビタミンE の含有量が100g中8~15mgになるよう、餌にビタミンEを補給します。卵の重さは標準で58~62グラムです」と話す。
さらに、こうしたプロセスの他、卵の洗浄時の温度は55℃を保ち、その後Nacl 9%の溶液で洗浄するなど、産卵後の卵の処理は非常に重要だという。
温度が25℃以下の環境で処理と保管が行われた後、専用の冷蔵車両で工場から消費地に届けられる。
同社はSushi Tei、Sushi Hokaido、Gyu Shigeなどのレストランやイオンモール、ミニストップ、ジャパン・ベスト・フーズなどの店舗に毎日1万個を供給する予定。
イセ食品グループは鶏卵分野で120年の経験を持つ日本最大の企業で、世界で5番目の鶏卵生産企業でもある。
一方、Ba Huan社は50年に渡り、鶏卵の経営を行っており、卵用と鶏肉用の2つの施設でハイテク基準に達した飼育プロセスを持ち、食肉工場、食品加工工場、2つの卵処理工場を保有する。
同社はまた、Long An省とハノイで、栄養価の高い鶏卵製品を専門とするハイテク工場を建設中だ。
(VnExpress 3月15日)
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(2019/06/19 09:29更新) |