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政治・経済

CPTPP発効によるベトナム農産品のメリット・デメリット


12月30日に発効予定の「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定」(CPTPP)により、協定加盟国間の輸入品への関税がほぼ撤廃される。CPTPP域内は、加盟11か国にとって“独壇場”となるが、これはベトナムの農産品輸出業界にとって非常に大きい。

農林水産品をCPTPP加盟国に輸出する際、従来の関税が5?10%が撤廃される。ベトナムの輸出品の主要品目には、ゴム、コーヒー、胡椒、米、青果、水産品などがあり、輸出総額の大部分を占める。関税撤廃によってさらなる利益を見込むことができる。


■関税撤廃で競争力高まるベトナム製品


ベトナム林業協会のNguyen Ton Quyen副委員長は、CPTPPによって林業が得られるメリットは、そのリスクよりもはるかに大きいという。

日本、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールなどの加盟各国との関係は長い。ここ数年特に友好な関係を築いているカナダ、ペルー、チリなどに輸出される木材の総額も非常に大きい。木材製品の輸出入にかかる関税の撤廃により、製品価格の値下げが可能になり、ベトナム木材の競争力を高められるメリットがある。

また、水産業界にも大きな利点がある。特にカナダ、ペルー、メキシコなどで、輸出市場を拡大することができる。

例えばナマズだ。現在、タイと中国がナマズ輸出における最大のライバルだが、両国はCPTPPに加盟していない。ベトナム産ナマズはCPTPP加盟各国の市場で、両国よりも関税面で大きなメリットを得ることができる。

エビ輸出最大のライバルはインドだが、同国もCPTPPには加盟しておらず、エビ輸出でも、ベトナムがトップの競争力だといえる。

多くの専門家たちによると、青果物の輸出金額は急速に伸び続けており、2018年年初10か月で33億ドルに達し、前年同期比15.5%増となった。

ベトナムの青果物輸出額の74%を占めるのが中国で、その成長は極めて早い。次いでタイ、韓国と続く。

タイと韓国への青果輸出も急速に伸びており、今年年初10か月で、タイへの輸出は35%増、韓国へは24.2%増を記録した。現時点では、中国、タイ、韓国共にCPTPPには未加盟だが、加盟を検討している。もしこれらの国が加盟した場合、ベトナムの青果物輸出のさらなる追い風となるだろう。

しかし専門家は、地理的に遠い市場にベトナムの青果物を輸出する場合、輸送費を負担しなければならず、時間もかかり商品の廃棄率も上がる。市場での競争力維持には、輸送業者が運送料を割り引くような働きかけをする必要があると主張する。


■非関税障壁が試練


有利な商品が数多くある一方、サトウキビ、畜産関係などの国内産業は苦境に立たされると見られる。

2018年年初10か月で、畜産製品の輸出総額は4億5,500万円に上り、前年同期比で9.5 %増となった。しかし、CPTPPが発効されれば、畜産に強いカナダやオーストラリアの商品がベトナムに大量に流入し、国内の畜産業界に大きな打撃を与える可能性がある。

ベトナム畜産協会のTran Duy Khanh会長は、最も打撃を受けるのは豚肉、牛肉、鶏肉、卵などの加工品だと懸念する。以前、多くの畜産関連製品が海外からベトナムに輸入され、苦境に立たされたことがあった。CPTPP加盟で関税が撤廃されることは、国内市場にさらなる圧力をかけることになる。

農業農村開発政策戦略院のDo Anh Tuan院長は、ベトナム農産品輸出における最も大きな試練の1つは、加盟各国間の関税は撤廃されるが、検査基準が厳格化されるなど非関税障壁があるという。

米、コーヒー、胡椒、ナッツ、海産品などのベトナム製品をCPTPP加盟各国の市場に投入するには、食品の安全基準を満たす必要がある。それができなければ、関税が撤廃されても、ベトナムの農産品が加盟国の市場に参入し拡大することは難しいだろう。

各企業には、加盟各国の市場が求める品質の保証、生産・管理工程の再構築、国際基準の順守など、多くの試練が立ちはだかる。

Tuan院長は「ベトナム農業はこれまでのシステムの再構築に力を入れる必要があります。例えば、プランテーションシステム導入の促進、科学技術の応用、技術水準の底上げなど、課題は山積みです」と強調した。


(VnEconomy 11月22日)

※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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(2019/03/25 09:28更新)

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