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ベトナム企業、日本市場投入で品質保証プロセスを学ぶ


過去にも、多くのベトナム製品が日本市場に投入されてきた。しかし、品質管理や消費者の目が厳しい日本市場では、品質が不安定なベトナム製品は競争力を維持することが難しい。日本企業のサポートもあり、問題解決も可能だが、ベトナム企業自身の自助努力も今後必要になる。


■製品の品質が不均一


 Aeonの製品供給を行うAeon Topvalu Vietnam社の塩谷雄一郎取締役社長は、ベトナムのマンゴーの味が一定ではないことを指摘する。甘くて美味しいこともあれば、酸っぱいこともあり、製品ごとに味が異なる。

2018年10月、Aeon Vietnam社が日本に投入したCat Chuマンゴーも同様だった。ベトナムのCat Chuマンゴーの平均糖度は15度で、タイとフィリピン産と同程度だが、糖度の変動幅は10~20度で、他国に比べ非常に大きい。

塩谷社長によると、品質の不均一は非常に重要な問題で、日本の農家は、収穫時期や保管、配送方法を調整すると、マンゴー果実の糖度を20~22度に一定に保つことができる。

そのため、「日本で販売するには、安定した品質を確保しなければ、競争力を高めることはできない」と話す。

Aeon Vietnam社は、2019年に、日本にCat Chuマンゴーを100トン輸出する予定だ。

航空便で日本に輸出したマンゴーの販売価格は、1キロあたり2~3ドル。一方、タイのマンゴーは、1キロあたり96セント。

価格差が2.5倍もあることについて、塩谷社長は、「ベトナムから日本へ輸送する製品は、日本からベトナムよりも多く、製品の平均運賃が高くなります。一方、タイと日本間で双方向に輸送する商品は大量にあり、タイ製品の販売価格は安くできるです」と説明した。

塩谷社長によると、他の多くのベトナム製品も同じ問題を抱えている。例えば、フォーなどのインスタント加工製品は、異物が混入することがある。スパイスも品質が均一ではなく、容量も表記のとおりではないことがあるという。


■品質保証プロセスの標準化が課題


貿易会社Fosllea社のNguyen Manh Vietゼネラルディレクターは、「ベトナム企業の些細なミスで、出荷全体が台無しになるケールがあります」と述べた。

例えば、Bibica社の場合、工場訪問やサンプル送付などで日本の輸入業者と1年近く頻繁にやり取りし、1回目の菓子輸出は成功に終わった。しかし、2回目に食用油の業者を変えたところ、揚げ菓子のサンプルが0.01mgずれ、Bibica社の製品は返品された。返品時には、返金、関税手続きなど多くの問題が発生した。

また昨年は、布バッグの輸出事業者が製品を日本に輸送した際、港で問題が発生した。2週間の輸送後、一番下のカートンに詰められたすべての商品が潰れていた。原因は、日本のパートナー企業の5層のカートンを使用して欲しいとの要求を無視し、ベトナム企業が3層のカートンに商品を詰めたことだった。

さらにひどいのは、食品業界に供給する紙袋の製造会社のケースだ。日本企業は、サンプルと価格に納得していたが、製造工場を訪問した際、不衛生な床で紙袋を作る工員や、製品である紙袋の上に座る工員を目にし、非常に失望したという。

Viet氏は、「日本のクライアントの代表は、清潔なエアコン付きの部屋で製造工場の代表と面会しました。製品の品質を保証できる場所で仕事をしなければいけません。代表の部屋と工員の部屋を変えるべきと日本のクライアントから声があがりました」と話す。

また、品質保証プロセスがないため、ベトナム企業は、日本のパートナー企業とのやり取りで困難に直面する。ベトナム企業の多くは、日本への輸出を望むが、取り組み方が分からない、あるいは変革や改善ができないことが多い。


■チャンスを生かすには忍耐が必要


Fosllea社のもう一人の代表者は、「日本企業は製品供給のためのパートナー企業を求めています。また、日本企業の多くの工場が中国からベトナムに移転しており、ベトナム企業にチャンスが開かれています。しかし、チャンスをどう利用するかは、ベトナム企業次第でしょう」と述べた。

また、ベトナム企業がチャンスを掴むには、2つの重要な点を改善しなければならないと指摘した。

一つは、システムの投資と運用に関するリーダーの意思と考え方。システムは、大規模で複雑だと考える人が多いが、実際は、改善、解決、継承できるようプロセスを書き、データを保管するだけだ。これは経験値のあるベトナム企業に欠けていることだ。

もう一つは、日本の市場を調査の必要性だ。ベトナム企業は、日本で売られている他国の製品の価格や品質などを視察し、自社製品の品質を改善したり、コストを調整する必要性を認識すべきだ。

現在、ベトナム製品の多くは、インドネシア、ミャンマー、バングラデシュからの製品よりも価格面で競争力が低い。コスト削減のために工員の賃金を下げるのではなく、労働生産性を高め、生産規模を拡大すべきだ。

特に、日本のような競争の激しい市場に参入するには、消費者ニーズに合わせた製品を提供しなければならない。そうすれば、付加価値の高い製品が確実に売れられるだろう。

塩谷社長によると、手間が掛かるが無難な方法がある。Aeon Vietnam社を通し、東南アジアと中国におけるAeonチェーンに製品を投入する方法だ。さらには、日本のAeonに製品を持ち込むことだ。

また、現在のベトナムには、日本よりも厳しい規制があるが、要求を満たない製品がまだ見られる。実際に高い基準に適応できておらず、基準を満たさなくても問題がないという考えから問題は起こるという。

食糧・食品協会のNguyen Thi Hong Minh会長は、日本製品の販売を望むならば、毎年開催されるFoodex Japanイベントに参加すべきだと述べた。企業が各国の農業から学ぶことができ、日本の消費者動向を理解できる。また、技術的なノウハウを日本企業から得ることができる。

Viet氏によると、日本の基準は徐々に下がっており、ベトナム企業に対するビジネスチャンスが非常に大きくなっている。日本のパートナー企業と信頼関係を築くには、忍耐力が必要だが、ベトナム企業にはそれが難しいと懸念を示した。


(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon 12月20日, P.31~3)


※上記の情報は【ベトナム最新情報】より引用しています。

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(2019/02/20 07:49更新)

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