外国人の強制社会保険、政令案提出延期へ
労働傷病兵社会福祉省は、ベトナムで就労する外国人に対する強制社会保険について、意見が分かれているとして政令提出を延期することを政府に願い出た。
省が作成した政令草案には様々な意見が寄せられている。日本商工会は、社会保険法では外国人の社会保険加入が任意となっていることや、数カ月働き帰国する外国人も多く、1~3カ月の労働契約でも社会保険に加入するという規定が大きな意味を持たないなどと指摘している。
ほか現在、年金保険、死亡保険の収支バランスが失われつつあり、外国人に拡大すれば国家予算の負担が増すといった意見もある。さらに外国人にも社会保険政策を適用すれば管理システムを近代化し、多言語に対応しなければならない。
大きな作業量に加えより広く意見を募る必要があるため労働傷病兵社会福祉省は政府に対し、指導で7月となっていた提出を10月まで遅らせることを求めている。
(Tien Phong)
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(2017/07/04 13:41更新) |