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インタビュー

「再生助けた」――フン・セン首相が語る「ベトナムの占領」


 カンボジアのフン・セン首相は、1979~1989年にベトナム軍がカンボジアを「占領」したという意見を強く否定する。首相にその10年について聞いた。

Q: 『The Strong Men of Cambodia』の著者Haish C. Mehta、Julie B. Metha氏は、著書のなかで、「侵略」としてカンボジアにおけるベトナムの10年の戦いを評する意見に、首相が「憤りを示した」としています。

A: Mehta夫妻に限らず、多くの人にこう言われますが、とても受け入れられません。カンボジアにベトナム軍が駐留したことは、カンボジア国民が生きるために我が国の国民の要請に応えたものであり、それが、今日のカンボジア再生につながっています。

 シハヌーク国王も、ロン・ノルに闘うべくベトナムの支援を呼びかけました。ポル・ポトと闘うなか、なぜ私たちが、ベトナム国民に助けて欲しいと呼びかけられなかったのでしょうか。

 お聞きしますが、ベトナムが行ったように、カンボジア国民を助けてくれた国があったでしょうか。ありません。最も苦しい時にカンボジアを助けてくれたのは、ベトナム国民とベトナムの武装組織だけでした。

Q: では、30年後にようやく国連が、クメール・ルージュの虐殺に対する罪を裁く法廷を開いたこと、またそこで一部の被告が、ベトナムの義勇軍がカンボジアを支援したのは誤りだったと非難したことを、どう理解すればよいでしょうか。

A: ポル・ポト政権の幹部ヌオン・チアが、先日の裁判で自身の罪を認めないばかりか、様々なことを非難していると聞いています。これは、殺人犯、虐殺者が罪を軽くしようと自己弁護しているだけのことです。泥棒は、自分を泥棒だとは絶対に認めないものです。

 ポル・ポトが真っ当な組織であり、ベトナムが「侵略」したというなら、今日のように彼らを裁く法廷の必要がどこにあるでしょうか。カンボジアにはかつて虐殺を行った体制があり、我が国が世界とともに、犯罪者を裁く法廷を設立したことは誰もが知っています。

 ベトナムの軍隊がカンボジアに現れたのは、ポル・ポト政権からカンボジア国民を解放し、ポル・ポト政権が復活する危険性を防ぐためのものでした。私達カンボジアがしっかりと強くなれば、ベトナムは軍隊を撤退させました。1989年にベトナムは軍を撤退、それから20年あまり過ぎましたが、我が国にベトナム軍の姿はありません。

Q: カンボジアでポル・ポト打倒の10年の戦いをするなか、ベトナムの幹部、軍人が多数犠牲になりました。ベトナムの退役軍人や遺族にどのようなメッセージを?

A: ポル・ポト政権打倒33年を記念し、ベトナムの退役軍人や、この戦いの犠牲者の遺族に心からお礼を申しあげます。カンボジア国民の「生」を勝ち取る戦いに加わった彼らに対する大きな恩を、私たちはいつまでも忘れません。彼らは、カンボジア国民が生きるため、私たちが再生するために、命を捧げたのです。

 ベトナムの軍人の遺骨は今も、全てが故郷に戻っているわけではありません。私たちは、ベトナムの関係機関とともに、祖国に帰すための遺骨の捜索を積極的に行っています。私たちには、これをやる責任があるのです。ベトナム軍は、カンボジアのために犠牲になったのですから。

Q: ベトナムとカンボジアの関係は、「非常に貴重な財産」と評価されています。ですが一部の人はよく、この関係を第3国と関連付けたがります。

A: ベトナムとカンボジアの関係は、特にポル・ポト政権からの解放から現在までの期間をはじめ、歴史的な段階ごとに構築されています。この関係を、カンボジアがベトナムの指導下にあると歪曲する人もいます。我が国の対立政党も、中国、米国がカンボジアを引き込もうとしていると言っています。私が欧州、米国に行けば、そちらに寄っていると言われます。中国に行けば中国拠り、ベトナムに行けばベトナム拠り。とても理解できません。カンボジアを何かひとつの商品か何かだと思っているのでしょうか? 私たちには、世界各国との広い関係が必要なのです。

 強調したい重要なことは、政治、対外的な独立の維持であり、言いたい人には、言わせておけばいいのです。私たちが言う必要も、論評する必要もありません。私たちは、片方の扉を閉め、片方の扉を開くことはできません。それは自らを罰することと同じだからです。

Q: これまでの人生で、最も思い出深い時期は? 寺の小僧であったころですか? 国家解放の戦士だったときですか? それとも首相の時でしょうか?

A: 忘れられないのは、外務大臣を任されたり、首相をやっているときではなく、片目を怪我した時のことです。1週間気を失いました。当時23歳、友人はみな青春まっさかり、みな自分の体を慈しんでいました。ですが私は片目を失い、2度と取り戻すことはできません。

 次に、看護婦に落とされて、最初の息子を亡くしたことです。1人の父親なのに、ポル・ポト時代には遺体を埋めに行くことが認められませんでした。考えてみてください、どんなに苦しいでしょうか?

 思い出すことはたくさんあります。1977年6月20日、妊娠5カ月の妻と離れ、ベトナムに、国を解放する道を探しに来た日です。この日があったからこそ、今日があるのです。

 1978年9月24日も忘れられません。5発の弾が、私の自動車に撃ち込まれ、幸運なことに1発だけが、3メートル先で爆発しただけでしたが。

 もうすぐ36回目の結婚記念日(1976年1月5日結婚)を迎えます。当時は13組で一緒に結婚式をやりました。ポル・ポト政権下では、伝統的な結婚の方法が認められませんでした。もうひとつの記念は、私たちに最初の子どもができた日です。私の人生の教訓は、希望を失うな、困難で、苦しいほど頑張って、後退してはいけないということです。

Q: 仕事以外には、作曲などをしておられますが、趣味について教えてください。

A: ゴルフが好きなのですが、忙しくてできません。作曲も好きです。これまでに200曲以上作っているでしょうか。多くは、私たちの国が経験したことをうたったものです。

 いちばん有名なのは『小僧の人生』という曲です。この歌は、私だけでなく多くの人にあてはまる歌です。農家の人生や、夫と遠く離れた女性の苦しみに関する曲もあります。それは私たち夫婦だけの悲しみではなく、ポル・ポト政権下の妻、夫達の苦しみでもあります。

 引退したら何をしよう。よく自問しますが、きっと作曲家や新聞記事を書くようになるでしょう。まだ明かした事のない秘密を書きますから、きっとよく売れると思います。

Q: ベトナムにも長く住まれました。一番好きな料理は?

A: 何でも食べられますが、ホーチミン市のカンボジア領事やベトナム大使に、涎が出ると言ったことがあるのは、茹でた空芯菜をヌクマム(魚醤)で食べるものです。カンボジアではできないので、ベトナムに来た時だけしか味わえません。これをハノイでよく食べます。

 南部で好きなのは、魚や肉のコショウ煮です。たくさん食べますよ。Vung TauならOc Huong(ゾウゲバイ貝)料理が好きです。一度に84匹、食べたこともあります。カンボジアではなかなかこの料理がありません。ほかにはCanh Chua(酸味スープ)も好きですね。カンボジアでも有名ですが、ベトナムのものは少し味が違います。

Q: 辰年生まれ(1952年)で、人生の重要な出来事も辰年にかかわっていますが、辰年である今年2012年に何を願いますか?

A: 今年は私の生まれ年です。多くの幸福があればと思っています。辰年に生まれた最初の子どもを亡くしました。父と子は同じ干支でないほうが良いと言われます。私には12人の孫がいますが、辰年の子はいません。辰年生まれの孫は、そのお祖父さんとの忌はないと思いますので、今年もう1人孫が生まれてくれればと思っています。辰年は、メコン河の水量が大きくなる事が多い年でもあります。2012年は、きっと大きな収穫が得られると思います。

(VnExpress)


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(2012/01/10 04:02更新)

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