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投資・進出

外資の石油開発、埋蔵量期待できず撤退へ

 米石油3位ConocoPhillipsの、ベトナムにおける総額15億ドルの資産の権益売却が話題を集めている。

■利益見込みなし

 Bloombergによると同社は現在、Cuu Long堆積層15-1鉱区における5つの油田の権益23.3%、15-2鉱区Rang Dong油田の権益36%を持ち、これら油田の生産量は2009年、日産3万2,000バレルとなっている。ほか、ベトナム南部に1日1,980万m3のガスを輸送するNam Con Sonパイプラインの16.3%の権益も売却する方針だ。この決定に至った原因としては、ベトナムでの事業活動に限界があり、資金を他の大規模プロジェクトに振り向けたいことがある。

 石油・ガス開発は例えば、原油100バレルの開発にあたって、将来の活動の備蓄分となる、開発済の分を補う同様の質の原油量を見つけなければならない面があるが、あるアナリストは、ベトナム沖での探査・開発にかなり投資をしたものの、見つけられた油田は、同社が期待したものではなかったと指摘する。そのため引き続き資金を投じても利益のリスクがかなり高くなると判断した。この決定は、ベトナムの原油埋蔵量が非常に潤沢ではないというさまざまな研究があるなかで、合理的なものと言える。

■権益獲得は中国かインドか、南シナ海情勢リスクも

 ベトナム石油・ガスグループ(Petro Vietnam)は大企業ではあるが、マレーシアのPetronasといった企業と比べると、強い企業ではない。

 今年Petro Vietnamは原油1,500万トンの開発を目標とし、年初4カ月の総開発量は石油換算797万トンに達している。だが国内で発見される新しい油田は少なく、一部油田の埋蔵量は落ちている。一方Petro Vietnamの外国での新規開発プロジェクトも、期待通りに進んでいない。

 情報筋によると、中国やインドの投資家が、ConocoPhillipsの権益を買収する可能性があるが、ベトナム政府の承認を待っている。Conocoは同じプロジェクトに出資するPetro Vietnamとも売却交渉している。この情報筋によると、ConocoPhillipsが開発に参加している油田のひとつの埋蔵量はすでにピークに達し、近い将来下降線をたどる。加えて、新しい油田を見つけるには、南シナ海で試掘しなければならないが、ここは情勢が複雑化しリスクがある。

■過去には英BP、蘭Shellも

 英British Petroleum(BP)も複数の理由でベトナムを撤退している。BPはベトナムで、ダウンストリーム:原油の精製、供給、売買、輸送、生産、マーケティングからなるPhu My 3発電所の権益30%、ミッドストリーム:Nam Con Sonガスパイプラインの権益30%超、アップストリーム:原油・天然ガス探査、回収、開発、抽出からなるLan Tay、Lan Doプロジェクトの権益50%という3つの分野で活動していた。

 2010年10月BPは、英国以外で最も大きな利益を出している合弁会社TNK-BPにNam Con Sonパイプラインの権益32.7%、および他2つのプロジェクトの権益を売却した。Petro Vietnamもこの資産を買収する意思があったが、成功しなかった。BPとロシア企業が折半出資するTNK-BPは、BPのベトナムとベネズエラの資産、総額18億ドルの買収を同時に行った。うち、BPがベトナムで出資していた3つのプロジェクトの権益の価値は、ある情報筋によると5億ドル。なおこの3つのプロジェクトの投資総額は13億7,900万ドルで、BPのベトナムでの生産量は日産1万5,000バレルに達していた。

 ベトナムでの石油・ガス開発に初めて資金を投じた外国石油グループであるオランダShellは1988年、外国投資法の施行によりベトナムに戻り、ダナン沖での開発で最初の生産分配契約を結んだ。その後はVung Tau沖でも進めた。しかし1億5,000万ドルあまりを投じたが期待通りの埋蔵量を見つけられず、活動は1996年に終わった。現在はShell Vietnam社、Shell Gas(LPG)Vietnam社、Shell Gas(LPG)Hai Phong社の3社で活動している。

 BPはすでに資産をすべて売却し、ConocoPhillipsも撤退中、現在は米Exxon Mobilが残るだけである。ほか米Chevronは事業拡大を進め、カナダTalismanなど一部グループも投資はしているが、大きくはない。

(Nhip Cau Dau Tu)



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(2011/05/24 06:03更新)

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