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観賞魚養殖、条件良いが輸出は少なく


 いまから6年前、ホーチミン市12区のTran Van Tu氏の観賞魚養殖施設は毎日数千匹を売り、1~2chi(1chiは10分の1テール/当時金価格は1chi 80万~90万ドン)の収入があった。年間収入は5億ドンをくだらず、現在の物価で考えれば10億ドン(約5万ドル)単位になるという。国内販売のみならず、外国人も多くやってきた。この16~17年でベトナムの観賞魚は、世界的に非常に好まれ、各国にその姿を見せている。

■大金の投資で成功するわけではない

 1990年から、Tu氏は数千万ドンの元手で小規模な養殖からはじめた。その後、これが多くの利益をもたらすと感じ、規模を拡大した。これまでに養殖面積は1haに達し、ディスカス、エンジェルフィッシュ、グッピー、ドワーフ・グラミーなど10万匹以上を養殖している。

 Tu氏によると、養殖池、稚魚、酸素を送る機械や発電機などを含め、はじめからきちんと投資していれば、現在の養殖池の規模では、投資額が40億ドン(約20万ドル)ほどになり、常時資金を投入していかなければならない。どの季節も、どの年も、同じように養殖しているわけではなく、市場ニーズや時期により魚を変えている。

 Tu氏の養殖池の月間コストは4,000万ドン(約2,000ドル)超、飼料だけで3,000万ドン(約1,500ドル)かかる。1haで作業員2人を月給400万ドン(約200ドル)で雇っているが、「自分が技術を知っているから2人雇うだけで十分なのであって、養殖や管理の経験がなければ、4~5人いても難しいだろう」とTu氏は言う。

 数年前、観賞魚養殖で大きな利益が出るのを見て、多くの人が手を出した。しかし、ホーチミン市Cu Chi県の農業奨励施設の副施設長Vo Minh Chau氏いわく、「資金を投じればできるというものではない」。Chau氏によれば、観賞魚養殖で成功するには資金、技術のほか、経験が重要になる。何も知らずにブームに乗って投資すれば、失敗は目に見えている。

 ホーチミン市水産資源保護・品質管理支局も、観賞魚養殖は家伝的な業種であり、この業界に携わったことがなければ、成功は難しいという。観賞魚はもともと天候に非常にデリケートで、些細な変化で病気になる。細かく温度や酸素を調整しなければ、魚は病気にかかり大量死する。2010年には、グッピーが大量死し、養殖業者も手を打てなかったことがあった。

■市場はいずれ上向く、輸出は養殖量の10%

 2011年は、電気から飼料、人件費まであらゆる費用が上がっていることから、観賞魚養殖業にとって困難な年になると見られている。Tu氏によると、2年前と比べ飼料は3倍に値上がりしているが、魚の販売価格はほとんど上がっていない。「数年前は1カ月5,000万~6,000万ドン(約2,500~3,000ドル)の収入も普通だったが、いまは大きく落ちた」とTu氏は言う。

 経済情勢の困難に多くの養殖業者が不安を抱いている。しかし20年ほどの経験からTu氏は、市場はいずれ上向くという。市場が下落したあとには、商品が足りなくなる時期が来る。チャンスは、危機を乗り切るため耐える方法を知っている人に巡ってくる。

 ホーチミン市農業農村開発局水産室によると、市全体で観賞魚養殖業者は283世帯・2企業あり、60種類で総数6,000万匹程度。2009年は5,600万匹であり、数は増えている。Cu Chi県Tan Thong Hoi村で7haの養殖面積を持つSaigonaquarium社のように、多くの業者が投資を進め、生産規模を拡大している。

 養殖業者は国内に供給するのみならず、アジアや欧米など各地に輸出している。ホーチミン市水産資源保護・品質管理支局によると2010年、観賞魚輸出量は750万匹(2009年は700万匹)、輸出額は750万ドルだった。

 2011年はじめは困難があるものの、農業農村開発局水産室によると、第1四半期の輸出量は290万匹に達している。輸出先はヨーロッパ向けが70.5%、米国が16.4%、残りがアジアである。しかし水産室の担当者は、ベトナムは東南アジア諸国のなかで、自然条件が良く、農家も経験があり、技術も高いものの、ホーチミン市での養殖量の10%あまりしか輸出されていないことは、非常に少ないと指摘している。商品の不揃いや、各業者がばらばらに養殖していることなどが原因だ。

(Nhip Cau Dau Tu)


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(2011/05/12 08:26更新)

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