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ベトナムのエレベーター市場は外資優勢

 2010年6月、Song Da Thang Long社はハノイのショッピングセンター・高級マンションUsilk Cityへの三菱製の昇降機(エレベーター54基、エスカレーター24基)設置のため2,000万ドルを投じた。

■潜在力高いベトナム、外資参入強化

 ベトナムでエレベーター市場の形成が始まったのは約15年前、現在では外資との合弁会社などを含め100を超える企業が、生産・組立に参入している。

 国内ブランドにはTu Dong、Thien Nam、Thai Binh、A Chau、Toan Tam、Hanoelといった企業があり、シェアで大きな割合を占めているのが三菱、日立、Sanei(中国)、Hyundai、Thyssen Dongyang(韓国)、Schindler(スイス)、Otis(米)といった外国ブランドである。

 建設省の最新統計によると、ベトナムに輸入されるエレベーターの種類の70%超は、有名ブランドのものでなく、金額は高くないが、デザインは美しく、運転も滑らかで安定している。ただベトナム製品と比較すれば価格は倍ほどになり、10人乗り、10~12階建てビルに使用できるもので1基あたり4万~4万5,000ドル、なかには10万ドルに達するような製品もある。これに対し国産品なら1基あたり3億~4億ドン(約1万5,000~2万ドル)。日本製と韓国製が最も好まれ、これはベトナムの高温多湿の気候条件にあっていることがある。

 適した設計のほかに、ベトナム市場に参入するために外国のエレベーターブランドはいずれも、自身の技術、財力の強みに地元市場への理解を組み合わせるべく国内パートナーを探す方法を採っている。三菱は、製品の質を保証し、自分達のサービスの形を変えず、投資家の信頼を得るための方策として独占流通代理店を指定する形としている。

 三菱との合弁会社Melco Vietnamエレベーターハノイ事務所Pham Anh Duc所長によると、低層の建物では三菱製品が、現地パートナーの活動の強さもあり市場シェア40%を占め連続してトップに立つなど優勢だ。OtisやSchindlerはまだこの市場を開拓できていない。また同氏によると、ベトナムのエレベーター市場は非常に小さく、それぞれがそれぞれに市場を持っている状態で、競争はまだ熾烈ではない。

 ただ優っているのは外国ブランドである。伝統的な市場での建設分野の下降から、彼らはメンテナンスや新しい設備の向上を強く推し進めている。また生産分野で立ち位置を確保すべく発展途上国市場に参入、特に東南アジアでベトナムは、高層ビル(15階建て以上)と低層ビル(15階建て以下)で最も潜在力があると評価されている。インフラ開発やハノイ、ホーチミン市、ハイフォン市、ダナン市といった都市計画で高層ビルがポイントとなっていることから、需要は今後数年で年1万~1万5,000基に増加すると見られている。

■国内ブランドは設置や修理で活路

 Thai BinhとThien Namの国内2ブランドは、外国投資家を含め全国の不動産投資界にとって見慣れない名ではない。15年の経験から両社は、生産量を上げ、ブランドPRのための輸出を視野に入れ、輸入品と競争できるようになることを考えている。

 2009年、Thai Binhエレベーター社はベトナムメーカーとしてはじめて、高速エレベーター市場に参入した。価格は輸入品の7割程度だ。最近同社は生産にイタリアTecno社の技術を導入した。また中東やカンボジア、ラオスといった国の低層ビル向けにエレベーターを輸出しており、年平均成長率は20~30%になる。

 逆に6年の市場参入でハノイの投資家に知られるハノイ電機社(Hanoel)は、メンテナンスや保証サービスの強化を選んだ(同社はホーチミン市に投資額50億ドン[約25万ドル]の生産工場がある)。HanoelのPham Dai Nghia会長によると、2010年にこの分野は、総売上の60%を占めている。

 また同氏によると、ベトナムで組み立てられるエレベーターの割合は現在65%程度だが、内地化率が50%に達すれば、製品の質に確実に問題が出るという。理由としては、裾野産業が未熟であることや、生産ラインが小さく、古いこと(平均して300億~500億ドン[約150万~250万ドル]の投資で、整った生産ラインが整備できる)、また合弁をして外国企業からの技術移転を待つというのは非常に難しく、強い投資は市場が大きくなり数量が増えたときにしか期待できないことがある。現在ベトナム企業は、かご内装や乗り場ドア、巻き上げ機といった簡単な部品しか生産できない。

 そのためNghia氏は、国内企業は、低層向けの組立や部品生産のみに参入し、建設物の安全、技術要素を保証する力を持つべきで、こうしてベトナムのエレベーター製品はようやく、設置や修理、メンテナンス、保証、トラブル処理の分野で競争できるようになるとしている。

(Nhip Cau Dau Tu)



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(2011/02/24 05:48更新)

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