HOTNAM!ベトナム最新情報 HOTNAM!トップ | ベトナムニューストップ ベトナムニュース 【The Watch】 ビジネス最新情報

トップ ニュース フォーラム 基礎データ 書店 生活情報 ディレクトリー
 ニュース検索
 ニュースカテゴリー
ニューストップ
政治・経済
投資・進出
日系企業情報
事件と出来事
統計情報
人事・法律・会計・労務
社会とトレンド
コラム
クローズアップ
インタビュー
 TheWatch ニュース
週4回(月・水・金・土)電子メールで最新ベトナムニュースを送付、日系進出企業の定番情報収集メディアとなっています。
定期購読(TheWatch)
 ベトナム関連書籍
ベトナム関係の書籍情報をさらにジャンル別などで細分化し、分かりやすくベトナム関連書籍を紹介しているインターネット本屋さんです。
HOTNAM!ベトナム書店

インタビュー

デフォルト懸念に根拠なし、国家銀の適時・正確な情報提供に期待


― Fulbright経済講座研究責任者インタビュー ―

 米ドルに対するベトナムドンの5.4%切り下げは、外貨市場の緊張を和らげ、国際市場におけるベトナム製品の競争力を高めるものだ。だが多くの経済専門家が、この通貨政策の調整は正しい方向だが、今後のベトナムのマクロ経済情勢には少なからずの不安があるとしている。Fulbright経済講座のVu Thanh Tu Anh研究責任者に話を聞いた。

Q: 経済に多くの困難があるとき、世界各国ではほとんど、銀行の金利を維持するか、下げるかしています。しかしベトナムは逆の方向に動いています。この主な原因は?

A: 通常経済が低迷し、インフレ率が低く、政府が経済を刺激する必要があるときには、金利を上げる理由はありません。しかし各国と異なるのは、ベトナム経済がまだ回復していないにもかかわらず、インフレ再来や国際収支の赤字増大など、不穏な兆候が見られていることです。

 この状況を受けた国家銀行の先日の行動には、2つの動機があったと思います。ひとつが、国家銀行が通貨政策(特に融資)を締め付けているというシグナルを出したかった。次に、国家銀行は国民のドン保持を勧めたかった。ドンの金利を高めれば、ドンと米ドルの金利差は広がり、ドンを保持する方が米ドルや金よりも利益が出ると感じるようになるからです。

 これは、現在緊張している為替相場の圧力を緩和する役目を果たします。国家銀行はまずマクロ安定を強めようとしているようで、私はこの政策は現時点で必要なものだと思っています。

Q: 一部の外国経済組織は、ベトナムは現在新興市場における危機の経典的特徴が現れているとし、投資家は「デフォルト」対策の保険が必要だとしています。

A: この見方に根拠はありません。特に短期的にそうです。ベトナムの対外債務は現在GDP比30%相当で、うち短期債務は1%(IMF資料)に過ぎず、毎年の返済義務は30億ドル程度で、全てコントロールできる範囲内にあります。

 しかし企業における外貨建て債務は近年急増していますが、国家銀行の外貨準備は2008年の230億ドルから160億ドル程度に減少、さらにドンが下落圧力にさらされていることは、懸念すべき問題です。

Q: ベトナムは大きな貿易赤字の問題、高いドン切り下げ圧力にさらされています。これらの圧力を軽減するためにどのような措置が必要でしょうか?

A: インフレや国際収支の赤字、外貨準備の減少といったドンの下落圧力となる基本的な原因は今も残っています。国民がドンから金やドルに移動するという圧力も非常に大きなものです。企業も、ドンでの流動資金の融資に対する4%の金利補助が、通貨下落危機を増しており、そのため企業がドルを保有したいと言う心理はわかりやすいものです。特にベトナムは輸出企業の多くが同時に輸入企業でもあります。そのため外貨が得られた際に彼らは銀行に売りたくなく、原料輸入のために保持したいと考えています。

 こういったことからドルは常に高水準になっていますが、外国投資や輸出、国外からの送金、旅行などいずれの収入源も減少しており、ドルの供給は少なくなっています。結果として外貨市場は常に緊張し、ドンの下落圧力が生まれています。この状況を解決するために、国家銀行は通貨政策を引き締め、4%の金利補助を打ち切り、緩和政策を打ち出し、適時に正しい情報を提供していかなければなりません。

Q: 様々な噂が流れています。こういった噂を抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?

A: 噂というものはたいてい、情報量と信用性が少ない環境で現れます。公式な情報が少なければ他の情報源を使わざるを得ず、この状況で信頼性が薄いことで、ありえないような情報が生き、さらに群集のなかで拡大され、急速に広がるのです。多くの企業が、政策が明白でなく、一貫せず、さらに180度変更され対応できないことにショックを受けているといいます。

 「一度信用を失えば、全ての信用を失う」こんな言葉もありますが、信用回復に遅いことはなく、またこれは同時に、現在の試練を経済が乗り越えるために政府が必要としている、国のマクロ政策の強さと効果を取り戻すものになると思います。

■ベトナムの対外債務はこれまでGDP比30~33%程度で推移している。世界銀行によると2009年のベトナムの対外債務は268億ドルで、GDP比30.2%。

(Doanh Nhan Sai Gon Cuoi Tuan)

※『ベトナムニュース The Watch』のご案内※

 ベトナムニュース The Watch は、ベトナムに投資・進出する日系企業の定番ビジネスニュースです。

 当社はE-メール配信による速効性(週4回)、週報(ベトナム国内のみ)による情報の保存性を重視し、各進出日系企業及びベトナム進出を検討されている企業の皆様の業務に役立つ本格的な情報提供を行っております。

 詳細は『ベトナムニュース The Watch』(http://www.thewatch.com/)をご覧下さい。

(2009/12/21 09:12更新)

ベトナムニュースヘッドライン

[人事・法律・会計・労務Facebook、違法広告掲載で公安から警告(04/19)
[クローズアップベトナム最新情報4576号 目次(04/19)
[社会とトレンド日本食人気が拡大、背景に“安心安全”日本ブランドの信頼(04/18)
[クローズアップベトナム最新情報4575号 目次(04/18)
[政治・経済2019年のホーチミン市不動産市場は大きく変動(04/17)

HOTNAM!トップ > ベトナムニュース > インタビュー > デフォルト懸念に根拠なし、国家銀の適時・正確な情報提供に期待 
トップ ニュース フォーラム 基礎データ 書店 生活情報 ディレクトリー

広告掲載 - お問い合せ - 利用規約 - プライバシーポリシー
©1999-2019 HOTNAM! All rights reserved.