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ベトナムの暮らしに根ざす日本製品


 グローバル化により、市場での選択肢は以前より多様化している。ベトナム製品の世界市場でのシェアも拡大しているが、日本の基準は国内メーカーにとって、市場や消費者の需要に対応するためのひとつのものさしとなっている。

 日本製品、特に自動車や電気製品が世界の消費者の心をつかんで数十年、ベトナムも例外ではなく、ベトナム人は良いものを指すときに「ソニー」や「シャープ」という言葉を使うことが多い。1975年以前、ホーチミン市の人々は、どのメーカーのものでもバイクのことは「ホンダ」と呼んでいた。

 ベトナムや他国の消費者が持つ、日本製品への信頼や人気を理解するのはさほど難しくない。日本はアメリカに次ぐ世界第二の経済大国で、工業や科学技術もトップレベル、輸出は自動車、電気製品・設備で世界4位だ。これはホンダ、トヨタ、ソニー、日立、東芝、ヤマハ、三菱、NEC、JVC、パナソニックなどの製品が、世界各国で親しまれていることを意味する。日本人は巧みなビジネス手法ではなく、その実力で、世界中の人々の心をつかんでいる。

■人気の歴史とその秘密
 では日本製品の実力とはいかなるものか、ベトナム市場で見てみよう。ホンダのバイクがベトナムに出現したのは1975年以前、67式はサイゴンで普及し、国の統一後も重要な公安の足となった。数十年経過した今も67式はよく動き、旧式バイク愛好家に人気だ。

 その後、裕福な人々が購入した78、79、81、品質が特に評価された82~89モデル、ドリームなどが出現した。多くの国民が丈夫で質の良い製品を選ぶベトナムでは、日本製品が好まれた。 

 80年代はじめ、カセットを使用するようになった頃には日本製品は群を抜いて人気があり、外国へ行く船員に日立やシャープの製品を買って来てもらっていた。カラーテレビの時代は1985年に始まり、当時JVCの14インチが多くの家庭で愛用された。子供が自分の家のリモコンを使って窓越しに他の家のテレビを消すいたずらをしたものだ。当時はステレオが金持ちのシンボルだったが大抵はDenonやMarantzで、Pioneer製を持っていると一目置かれた。現在Sansui、Onkyo、Luxman、Pioneer、Technics、Teac、Mactoneなどのヴィンテージものを好んで持っている人も多く、20年を超えても質が良い。

 日本製品の人気は、商品の幅広さによると言う人も多い。電気製品でも、ひとつのブランドで数百ドルの一般的な製品から、数千ドルの製品まである。トヨタの自動車なら庶民はVios、富裕層はLexus。ホンダもベトナムで様々なニーズに対応できるよう多様な商品を発売し、消費者に愛されている。

 ベトナム人が日本の電気製品、バイクや自動車を欲しいと思う理由はたくさんある。大都市の家庭ではたいてい、少なくとも2~3の日本製品がある。欧米製より安く、地域諸国の製品より良質と評価され、節約や質の良さを見て、日本製品だけを好んで購入する人もいる。

 現在日本の化粧品、ファッション、食べ物にも人気が集まっている。資生堂はその存在を確固たるものにし、原宿ファッションも若者に身近になっている。わさびと食する寿司や刺身はレストランでも多く見られ、ファーストフードロッテリアはKFCに劣らぬほど大きく成長している。ベトナム製品が世界でこのような成長ができるのかという問いへの答えは、いつ出てくるかさえ分からない。

■高クオリティの日本型サービス
 ハノイのビジネスマンHuongさんは、日本式のレストランや喫茶店に行くのが好きだ。味、栄養の高さ、美しさから日本食に夢中になっているだけでなく、特にサービスが好きなのだという。礼儀正しく、客を尊重するスタイルだ。

 ベトナムで暮らして10年になるアーティストNako Saekoさんは、日本とベトナムのサービスを比べ、ベトナム人はフレンドリーな反面、客の尊重など巧みなサービスができていないこともあると言う。日本人が高い社会意識や専門意識を持っているのは有名で、日本式のサービスは専門的だが、形式的な部分もある。

 日本人の伝統的なあいさつは、茶道のような伝統儀式だけでなく生活にも広がり、特にそれは店員が客にする場合にも表れる。

 Huongさんは、レストランに初めて行った時は恐れ多い感じさえしたそうだが、それが客への誠意や尊敬を表していることだと知った。日本では「お客様は神様」であり、お金を支払う側は、受け取る側より地位が上とされる。

 日本人には気難しい部分があり、要望が多く常に最高のサービスを求める。しかし不満を直接表す人は少ない。アンケートに答えるのも好むことから、関係は温和なものになる。

 ベトナムのサービスで最も不満な点についてNakoさんは、サービスの遅さを挙げる。コーヒー1杯に30分待たされることもしばしばで、これはもう問題外。時間通りというのは日本人にとって重要な要素だ。

 秋葉原にある電気街では、2001年からアニメ、漫画、テレビゲームのキャラクターに扮装した、若く美しい女性がサービスするメイドカフェがお目見えした。このサービスも客を満足させるためのものだ。店に入ると客は「お帰りなさいませ、ご主人様/奥様」と迎えられ、客はまるで我が家に帰ってきたかのような感覚を受ける。これがおそらく、いつも多くの若者や外国人観光客を集める人気の理由だろう。

 日本では、サービス業にあたる人は5Cの原則を遵守する。Comfort(快適)、Convenience(便利)、Cleanliness(清潔)、Courtesy(丁寧)、Curiosity(興味)の意味だ。日本人は抵抗力が弱く、外国に行くと食事に気を使う。日本人はいつも食品の新鮮さ、衛生を求める。さらにはスポーツ、ウォーキング、ヨガを好むことから、気持ち良さを感じられるサービスを求める。旅行も好きで、安全性を重視している。

 他に、サービス時の態度に関する5Sがある。Smile(スマイル)、Speed(スピード)、Sureness(確かさ)、Smartness(巧みさ)、Sincerity(誠意)だ。Huongさんは、店に行くと、店員が笑顔で対応してくれるので安心感を得られると話す。Nakoさんは、ベトナムではもう少し丁寧に対応すれば、客の満足度は倍になるだろうと話した。

(Tu Van Tieu Dung)

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(2008/07/18 06:09更新)

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