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政治・経済

ベトナムで進むドル高、2万ドン台も


 金融業界では、1ドル=20,000ドンにもなるという話が出ている。今年第1四半期、金価格は著しく乱高下した。その金価格ほどではないが、ドル相場もこれまでとは異なった動きを見せ、3月には1ドル=15,500ドンにまでなっていた。

 ドル相場は株価指数VN Indexほど注目を集めているものではないが、今も貯蓄から生産にいたるまで経済全体に作用する重要な役割を担っている。またベトナム経済のインフレ率を計る目安にもなっている。

 今年初めに1ドル=16,000ドンを割り、その後国家銀行が通貨引き締め策を出し、ドンの放出を制限すると相場はさらに下がり、これが企業や個人のドル売りを加速させた。ドル余り、ドン不足の状態にあって専門家は、第1四半期の終わりまでは年初よりドルが安い状態が続くと予想していた。

 しかしドル安という稀有な現象は、3月中の一時的なものでしかなかった。1万6,000ドンを割ったのは数週間で、すぐにドル不足に転じ、ドルの売り渋りがレートを押し上げた。

 4月、国家銀行はおよそ10億ドルを放出したが、需要を落ち着かせることにはならなかった。外貨購入需要を減少させるため国家銀行が高いレートを設定するという大胆な行動により、ドンはドルに対し大きく値を下げた。

 これらの非常に複雑な変化のなかで、ドル安はほんの一時的なものでしかなく、その原因は国家銀行の政策によるものだった。一方で今後のドル高トレンドについては、以下のような確固たる根拠がある。

?2007年、ドルはユーロやその他一部の外貨に対し大きく値を下げた。しかしベトナムは物価が強く上昇したためドン高にならなかった。これが、昨年ドンとドルが比較的安定していた理由である。

?今年第1四半期、米経済は米連邦準備制度やその他国際組織の数々の支援策で、不動産や金融市場の停滞を徐々に克服してきた。そのことから他の通貨に対するドルの価値も高まりつつある。

 一方でベトナムのインフレは収まる兆候が見られず、実際、第1四半期には昨年末に比べ10%以上も上昇している。よってドルに対しドンが安くなったのは当然のことと言える。

?第1四半期に不動産および証券市場が停滞したことから、これらの市場へ流れるドルの量が予想を遥かに下回った。輸出は安定成長を続けているとはいえ、輸入も高く伸びており、貿易バランスを崩している。

 今年3月の輸入量は68%上昇したが、輸出量は26.2%しか伸びておらず輸入超過は74億ドルになっている。昨年の同じ時期は17億ドルだった。商工業省では年間の輸入超過額をGDPの20%相当となる170億ドルと予想している。

 外国投資は伸びているが、これらのほとんどが不動産に注目しているものだ。輸入超過と不動産市場の停滞という2つの要素はベトナムの外貨獲得を鈍らせ、ドル高を進めることになるだろう。

?インフレ抑制は政府の最優先課題である。これまでも、これからも政府は資金供給の制限という手段を使う。しかし7%という経済成長率を維持しなければならないことから、政府には生産や販売分野に資金を供給する対策が必要だ。この資金が放出されれば、市場はドン余剰となる。これによりインフレを加速させるだろう。

 これらのことからドル高は避けられないものだということがわかる。また、政府がドル高を抑えるための強い措置を取る可能性も少ない。なぜならドル高は輸出や投資誘致を促進するという側面があるからだ。この二つは外貨を吸収する大きな力を持つもので、経済発展を後押しするものなのである。

 ではドル相場はどこまで上がるのだろうか。この答えはインフレ抑制の成功度やベトナム経済の成長の回復、もしくは米経済の回復を通じた世界の通貨に対するドル相場しだいである。しかし現在と2007年のベトナムとアメリカの金利を関連付けると、どの程度のドル高となるのか予想できる。

 現在のドルとドンの平均金利の概算から計算すると、1年後に1ドル=17,223ドンとなると、ドンとドルの預金金利が同等になる。また、もし1年後に1ドル=17,782ドンとなると、ドンとドルの融資金利が同等になる。よってもしドルがこれらを大きく超えた場合、ドル預金で利益がでることになる。

 アメリカとベトナムの2経済の変動から計算すると、2009年の初めには1ドル=17,500ドンまで上がることが考えられる。しかしもし政府が経済発展を促進する相対的な水準程度にインフレ抑制を留めた場合、1ドル=20,000ドンにまでなる可能性もある。

(Thanh Dat)

(2008/06/09 06:13更新)

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