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政治・経済

ベトナムプラスチック分野、好調も今後の競争力に不安


 ベトナムのプラスチック分野はこの数年で劇的に成長した。同分野の潜在力は依然大きいが、課題も多く、その筆頭にあげられるのが世界貿易機関(WTO)加盟時の約束実行による輸入税減税で、市場に輸入品が流入することだ。

 商工業省によると年初8カ月のプラスチック製品輸出は4億4,300万ドルで前年同期比50%増、年間では7億ドルに達すると見られている。以前商務省は、プラスチック製品輸出額が2010年に15億ドルに達すると予想しており、世界の輸入需要も大きい(2005年は2,000億ドルで前年比8%増)ことからベトナムのプラスチック製品輸出機会は非常に大きい。

 商工業省の2010年までのプラスチック分野発展計画によると、年間成長率はこの数年20~25%を維持しており、これは2010年まで継続する見込みだ。2010年までに原材料の国内調達率は50%まで上昇、輸入原料からの転換が進む。政府も、プラスチック分野の原料需要の50~60%に対応できるPVCやPP等の原料製造工場の建設・改善に10億ドルを補助する計画を採択している。

 国内建設市場は好況を呈しており、今後数年はこの状況が続くと見られている。このためインフラや住宅、その他農業、工業、通信などの分野における各種プラスチックパイプ需要は引き続き高まるだろう。

 現在ベトナムには約30社のプラスチック製品メーカーがある。うち最大の生産量を誇るのが、北部を中心に販売するTien Phongプラスチック社、次に中部から南部を中心に販売するBinh Minhプラスチック社があり、Dat Hoaプラスチック社、Minh Hungプラスチック社、De Nhatプラスチック社、Tan Tienプラスチック社などが続く。

 プラスチック分野は年20%という高い成長率を誇り、中でも建築資材生産分野はハイテクプラスチック製品に比べ優遇されていないにもかかわらず成長率25%、さらなる成長の可能性を秘めている。

 プラスチック包装分野は近年非常に高く成長、2006年の生産量は1996年の8倍だった。PE、PPのプラスチック板は、スーツケースや鞄、帽子のつば、食品用トレイ、文房具、電光掲示板等に用いられ、この製品の需要は平均15~20%成長している。

 世界のプラスチック原料ニーズは上昇している。中国やタイといった大国の投機的な動きと、国際原油価格高騰が各種原料価格を上昇させ、プラスチック分野の経営に影響をおよぼしている。主原料が石油由来であることから、イランやイラク、クウェート、サウジアラビアなど世界有数の産油国の情勢が原料価格に大きく影響する。現在原料コストが製品価格の70~75%を占めていることから、原料価格がプラスチックメーカーの経営に直接響いている。

 プラスチック分野は現在、原料の多く(150万~180万トン)を輸入、さらにその他化学物質も輸入している。PVCとDOPを生産する2つの合弁会社では、プラスチック分野全体の原料需要の10%にも満たない。輸入原料が製品価格を輸入製品より高くすることは、国際社会への参入段階における企業の競争力に大きく影響する。加えてベトナム人に外国製品を好む習慣があることも、ベトナム製品にとっての試練となるだろう。

 近年の原料価格変動は非常に激しく、ある原料は1カ月に価格が6~8%(1トンあたり約100ドル)上下している。原料価格が製品価格に影響を及ぼしていても、メーカーは販売価格を上げられず、できたとしてもわずかという。多くの契約は原料価格上昇前に締結されたものであり、メーカーはそれに従わざるを得ないからだ。

 企業間の競争は激しさを増している。求められる品質レベルが日々高まっている中で、各社の設備は制限され、労働者の生産性も低いため一部製品は同種の輸入品と価格で競争できない。さらに今後プラスチック分野は、環境配慮コストも増やさねばならない。

 原料のロス、生産過程での廃棄率を減らし、再生過程を通していかに不良品を品質基準を保証する生産過程に戻せるかも課題だ。WTO加盟による輸入品との戦いのみならず、外国投資家のベトナム工場生産品との競争もある。

 国際経済参入に際し、プラスチック分野の企業に求められるのは、生産条件や投資金に見合うよう新技術を取り入れ、力をつけることに貪欲になることだ。これを実現しなければ生産ラインや設備で遅れをとり、製品は競争力を失うことになる。


(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)

(2007/10/01 10:29更新)

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