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政治・経済

ベトナム、アジアの物流拠点へ ?


ベトナムの最大の長所は地理的条件である。ASEAN諸国はブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールの海洋国と、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの大陸国に分けられるが、ベトナムはその両方に属するといえる。

地理的条件により、ベトナム製品は国内消費用、輸出用ともに近隣諸国を通過する必要がない。タイ東北部、ラオス、カンボジア、中国・雲南省の輸出品は、ベトナム、タイ、ミャンマー、中国・広西を通過せねばならない。ミャンマーは近隣諸国へのアクセスが悪く、タイと中国・広西はベトナムを凌ぐ競争相手だが、タイはタイ湾、広西はトンキン湾に面するものの、国際物流の観点から見れば両湾ともに小規模で、船舶の往来に適しているとはいえず、ラオス、カンボジア、中国・雲南の輸出品はベトナムを通過する方が迅速かつコストを抑えられる。

 南シナ海は、台湾は高雄、中国は香港・上海そしてシンガポール港を擁す、世界で最も多くの商品が行き交う場所だ。大型船はこの航路で、昔のように燃料補給のため途中寄港する必要はない。小・中型船はベトナムの港湾に寄港し、ベトナムや近隣諸国の輸出入品の積み降ろし、食料補給、乗組員の休憩、船体の修繕を行う。マレーシアはシンガポールに近すぎ、フィリピンとインドネシアは、背後に他国がないからだ。

ASEAN諸国からベトナムへの空路アクセスは、インドネシアのジャカルタ以外は各国の首都からホーチミン市まで2時間圏内。ハノイは、台北(台湾)、ダッカ(バングラデシュ)、中国南部からも2時間以内である。世界最大規模の港湾であるシンガポール、香港、高雄からも、ハノイやホーチミン市まで空路2時間で、この地理的条件は経済発展に好都合だろう。

また流量の大きい川が多く、海洋船舶を含め比較的大きな船舶が入れるため、船は陸のより近い場所に停泊できる。ベトナムは5つの交通手段(道路、鉄道、河川路、海路、空路)が全て揃い、それぞれが重要な役割を果たす数少ない国のひとつである。

 短所としては、ベトナム人がメンテナンスを重視していないことが挙げられる。橋梁、道路などのインフラ、工業用設備は施工方法に問題があり、メンテナンス予算や人員が考慮されないことから、竣工後1~2年で質が低下する。この改善には時間を要すだろう。

 その他克服すべき短所としては、
・公務員の汚職、職務遂行能力の不足。
・各省庁の責任と権限が曖昧なことによる規定間の矛盾。
・インフラやロジスティック施設が経済・社会発展ニーズに見合っていない。
・中国との一部路線を除き、近隣諸国との交通の連結が不十分。
・電子管理が他の東南アジア諸国に遅れをとっている。
・経済発展は目覚しいものの依然貧困国であり、ASEAN諸国の最貧国および中国の貧困地域・雲南省と隣接する。
・カンボジア国境を除いて周辺を山に囲まれ、近隣諸国との貿易に支障をきたしている。ミャンマーの東西にある各国は道路・鉄道輸送時、インドシナ諸国を通過しないルートがある。また海路輸送では、マラッカ海峡経由で南シナ海を抜け中国、韓国、日本へ向かうためベトナムに寄港しない。
・鉄道は中国と接続しているが、ベトナム側のレール幅1,000mmに対し、中国側は1,435mm。近隣諸国の鉄道網は1,000mmだが、ベトナムと接続していない。
・ベトナムの海岸沿いは多くの河川があるため土砂が堆積しやすく、水深のある大型港建設に適した場所は少ない。建設しても、堆積防止のため浚渫が必要。

冷戦終結によりインドシナ諸国間の問題は解決、1992年には、メコン流域6カ国間(ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、中国)で、拡大メコン流域経済協力プログラム(GMS)が始まった。これは、アジアハイウェイ構想および汎アジア鉄道網プロジェクトと連動したものだ。GMS参加国はインドシナ諸国をまたいで4つの経済地区を設立、うち3地区はベトナムと近隣諸国が含まれ、実現可能性が最も高く、ベトナムに属する地区の大半は実現済みである。

世界貿易機関(WTO)、ASEAN、アジア太平洋経済協力(APEC)加盟により、ベトナムは二カ国間・多国間貿易協定を締結し、各国との貿易が発展した。今後はロジスティックのさらなる発展が望まれる。国際的なロジスティック拠点となり、工業国に成長するチャンスは今をおいてない。整備を急がねば、ベトナムは東南アジアの商取引の流れから永遠に取り残されてしまうかもしれない。
(続く)

(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon)

(2007/08/07 03:08更新)

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