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社会とトレンド

ベンタン ツーリスト 社 竏秩@社長インタビュー 竏?


 ドイモイ政策の開始間もない1989年12月9日、Than Hai Thanh氏はBen Thanh Tourist社を設立した。
 それから15年経った現在、同社は観光業界で確固たる地位を築き上げた。しかし着実に業績を残してきた一方で、Thanh氏は観光ビジネスには依然課題も多いという。今後の業界展望を中心にインタビューに答えて頂いた。


Q: ドイモイ後の約15年間に渡り観光ビジネスを展開されてきたわけですが、全体的な総括をお聞かせ下さい。

A: 1990年の時点でベトナムを訪れる外国人観光客の数は10万人強でした。現在では年間300万人に達する勢いです。この数字からも明らかなように観光業は確実に成長しています。とはいえ諸外国と比較すると先ほどの数字はまだまだ低いものです。決してベトナムの観光資源が他国に劣っているわけではありません。むしろ観光資源は豊富と言えるでしょう。観光ビジネスに関る者として、個人的には業界の現状には満足できません。


Q: 業界の現状に満足できないとのことですが、詳しくお聞かせ下さい。

A: 御存知のようにベトナムは美しい国です。国民は友好的で観光客を引きつける魅力を備えています。しかし交通面の利便性は全く整備されていません。ベトナムを訪れる外国人は長期滞在型ではなく、いかに効率よく観光地を巡るかに重点をおいています。
 また、観光客の3~5%がベトナムは不衛生と感じているそうです。清潔を保てないのは国が貧しいからではありません。公共の場所にゴミを捨てない、唾を吐かない、排泄しないといったことは、環境保護と衛生に対する意識の問題であって、経済的な問題とは無関係です。高価な材質の汚い椅子と手入れの行き届いた清潔な竹の椅子があったとしたら、誰もが後者を選ぶでしょう。大切なのは1人ひとりの心掛けなのです。


Q: 観光業界の最大の弱点は、PR力だと言われています。これについてはどのようにお考えでしょうか。

A: その通りだと思います。現在のPR方法はベトナムの魅力を十分にアピールしているとは言い難いのです。以前ある外国人観光客に「ベトナムは確かに美しいのですが、あなた方は外国人に魅力を伝えきれていませんね。伝える方法を知らないようにも見えます」と忠告されたことがあります。実に率直な意見だと思いました。今後は外国のPR専門家を起用し、効果的な方法でベトナムの魅力を世界中にアピールするべきです。ビジネスには投資が不可欠です。観光業を発展させたければ観光地に投資をするのは当然ですし、集客のためにはPRに力を入れなければなりません。


Q: 先ごろ越日観光文化祭が開催されましたが、PR効果はあったとお考えですか?

A: 日本で開催されればさらに効果は上がったでしょう。ドイツ、フランス、イギリス、日本などでは毎年のように大規模な国際観光文化祭が開催されています。こういったイベントには世界各国から5,000~6,000社もの旅行会社が集まります。ベトナムはこういった絶好のチャンスを捉えてPRすべきなのですが、それができていません。
 この15年間、私は多くの観光文化祭に参加しました。ベトナムのPRといえば毎回HueやHa Long湾を中心にした代わり映えのないものです。ポスターは葉で葺いた素朴な家の写真をいまだに使用している有様で、ツアーを案内するパンフレットは貧相極まりないものです。他の国は会場に大きなブースを設け、ステージでは大々的に自国の伝統舞踊を披露します。また国を代表する料理や飲み物、お酒などをお客様に振舞い、自国の魅力を最大限にアピールしています。


Q: お仕事柄、外国を訪れる機会も多いと思いますが、客としての視点から諸外国の現状をどうお感じになりますか?

A: 外国の入国審査官は、名前と国籍、そして、滞在するホテルの3つを尋ねるのみです。パスポート番号や滞在目的はおろか、知り合いや親戚がいるかなど詰問したりはしません。ビデオカメラやデジタルカメラ、ノートパソコンなどの申告も必要ありません。加えて規則に則り厳しくチェックしているにもかかわらず、物腰は非常に柔らかで、態度は礼儀正しく、書類に不備があっても、丁寧に応対してくれます。終了すればにっこり微笑んで「素敵な旅を」と気遣ってくれます。これくらいのことは取り立てて難しいことではなく、ベトナムでも可能なはずです。


Q: 他に現在の課題と思われることを教えて下さい。

A: 観光ビジネスの要はお客様に喜んで頂くことにあります。ですから些細なことにも気配りが必要です。例えばツアーガイドがスーツを着れば確かに礼儀正しいですが、目的や場面に適した服装とは言えず逆に失礼になります。
 Can Gioに行く船のガイドは救命胴衣を着用していません。残念なことに現在、多くの船では観光客用の救命胴衣すら用意していないのです。こうした些細なことの積み重ねがお客様の心証を害してしまうのです。
 専門知識と熱意だけでは観光ビジネスを成功に導くことはできません。自国文化に対する知識、細やかな気配り、臨機応変な対応が不可欠です。しかし最も基本的な要素であるPRと人材不足が最大の課題です。このような状況が今後も続けば、ベトナムの観光ビジネスを背負って立つ後進の育成など夢のまた夢です。


Q: Ben Thanh Tourist社は観光の他にも10の分野で事業を展開されています。他分野での事業展開は他社との競合に際して有利に働くものなのでしょうか?

A: 他分野での事業展開にあたっては費用対効果が最大の問題になります。弊社は不動産事業、リゾート建設、ホテル、レストラン、ディスコなどの経営を含め多分野に投資しています。こういった事業との相乗効果で観光分野の躍進も可能となります。
 創業間もない1990年の利益は約200万ドルでしたが、2004年現在は10倍に伸びました。この成長こそが弊社の方針の正しさを証明していると思います。

(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon)

(2005/01/03 06:22更新)

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