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社会とトレンド

サイゴンで流行のエステサロン


 サイゴンでいま、女性たちの間で空前の美容ブームが巻き起こっている。庶民版からゴージャスなものまで“ナチュラルケアで美しく”と謳うエステが巷に溢れている。

■ストレスからの癒しを求めて
 ある週末の日差しの強い昼下がり、若いOLたちがTHL通りのL.C Beauty Clubに入っていく。ガラスケースに並んだ高級化粧品は天井の照明に照らされて眩しく、大きな黒ぶちの鏡は曇りもなく輝いている。吹き抜けのエントランスは外の暑さを忘れてしまうほど涼しい。薄いブルーの制服姿の若い女性スタッフに出迎えられて上階へ行くと、「フェイシャルマッサージのあと、ウコンバスに入っていただきます。今いちばん人気のあるコースです」と説明される。2階、3階のベッドはいずれも利用客で埋まっている。心地よい音楽が流れ、落ち着いた雰囲気だ。Thao Dung Lienさん(保険会社OL)は青いパックをし、横になって目を軽く閉じ、囁くように「マッサージはリラックスできるし美容にもいいでしょう。そんなに高くないコースだけれど、ハーブを使用しているんですよ。好きなのはサウナ、ボディマッサージ。たまにフェイシャルマッサージやトリートメントパックもします」と言う。
 Le Van Si通り450番にあるエステの2階はサウナとマッサージの専用スペースで、常に大盛況だ。階段を上がるとスチームサウナとドライサウナの2部屋があり、利用客が持ち込んだオオバコ、艾(もぐさ)、レモングラス、ユーカリなど各種ハーブの香りが漂っている。このエステの特徴は、「女性専用」と「低価格」だ。クーラーの効いた部屋はボディマッサージ用と、クレイバス・ソルトバス・ミルクバス用の二つに仕切られている。30を超えるベッドには清潔なシーツが敷かれ、朝の8時から夜の8時までほぼ満員だ。Lam Doan Haさん(Phu Nhuan区在住のOL)は、「私は新聞や雑誌、インターネットで情報収集しています。ストレス解消、美容にもいいですよね。週に2回はマッサージしてもらわないと落ち着かなくなってしまって…ちょっとしたエステ中毒ですよね」と笑う。
 クレイバスとソルトバスに入ろうとしていたのはTamさんで、スレンダーな身体に髪は流行の赤褐色に染めている。「心身のリラックスが美容にもいいと思っています。最近は安くなりましたね。クレイバスやソルトバスに入って、トリートメントを付けても料金は以前の10分の1。スチームサウナとドライサウナの両方を利用しても12,000ドンからですよ。」Tamさんはエステに詳しく、この店のボディマッサージは1回24,000ドン(約1.6ドル)、フェイシャルマッサージが30,000ドン(約2ドル)だと教えてくれた。

■“やせたい願望”くすぐるマッサージ
 即効性のあるホワイトニングは、傷みをともなうこともあり肌への負担が大きい。そこで、どこのエステも新たなサービスを始めている。ウコン、オレンジ、イチゴ、ミルク、天然塩を使ったマッサージは美白効果があり、肌にも優しく人気がある。
 Nhさんと17歳になったばかりの娘のT.TienさんはKy Dongプールに通っている。ここは数年前から女性専用のサービスを導入した。Nhさん親子は着替えて体にタオルを巻き、小さなベッドにそれぞれ横になる。スタッフがスクラブの入った薄黄色のクリームを軽く混ぜ、全身に塗る。体全体が冷んやりして、こすられるたびにスクラブの刺激が伝わってくる。
 大学で経済学部に在籍しているHong Khoaさんは、「お肌の健康と美白のために月1回はピーリングしてるの。でも美白効果はあまり期待しないんです。何十回もやってもらったけれど、私の肌は茶色のままだし。私の場合リラックスしたくて来ているの」と話す。料金は1回100,000ドン(約7ドル)で、Hong Khoaさんが肌のために費やした金額は1,000,000ドン(約67ドル)を下らない。
 一方、やせたい人にスポーツクラブそのものは魅力的ではない。彼女たちのほとんどがサウナやマッサージを選ぶ。近ごろはデスクワークが増え、体を動かす機会が減ったせいで太りやすい。財布に余裕のある女性は「運動は面倒だけど、モデル体型になりたい」と考えるため、ほとんどのエステが「痩身マッサージ」に力を入れている。
 とてもスリムなエステティシャンHanhさんは、太った女性のぶ厚い脂肪に覆われた背中や腿を叩きながら、「たいていのお客様がやせたいと願っています。太り気味のお客様からは、お腹やウエストをマッサージしてほしいと注文されます。そういう方々は普段あまり運動をしていません。でも流行の格好をしてキレイになりたいと思っていらっしゃいます。簡単に見えるかもしれませんがマッサージには体力がいるんです。力が弱いと効果がないとお客様からクレームが出ますから」と説明してくれた。同じくエステティシャンのThuyさんは、妊婦のように大きくなった女性のお腹を軽く押しながら「お客様は、汗を出せば出しただけ早くやせるとお思いのようです。サウナに入って失神するまで出てこない方もいらっしゃいます」と打ち明けた。

■価格破壊と高級志向
サイゴンではマッサージサロンや女性専用のエステが無数にある。Le Van Si通りだけでも、7縲怩W軒のスパ、マッサージサロン、エステがある。また、Tran Quang Khai通りは以前インターネットカフェがほとんどだったが、ここにも数店が進出している。
 エステが広まったのは1997年から翌年にかけてだが、これはまさに“革命”だった。Club 25 bis(Nguyen Thi Minh Khaiのプール内)はエステサロンの先駆けだ。リラクシングマッサージ1回が100,000~120,000ドン(約7~8ドル)だったが、現在は競争の激化で10,000ドンに下がっている。
 これまでのマッサージは美容効果が期待できなかったし、男性向けのサービスだったが、狙いを女性に絞ったマッサージ業界には、スポーツクラブまでが参入を始めた。450エステティックClub、Club Ky Dong、Ben Thanhエステティックセンター、Phu Tho、Nguyen Bieuなどは、1回のマッサージが20,000ドン(約1.3ドル)、2種類のサウナが10,000ドンと比較的手ごろな料金設定だ。有名ヘアサロンのM.M、Th、MLDなども、顧客獲得のためエステ並みのサービスに乗り出した。それだけではない。ここ数カ月でNew WorldやOmniのような高級ホテルもエステサービスを展開し始めたのである。
 マッサージセンターやスポーツクラブの参入で価格破壊が起こり、値下げ競争は限界だ。では、どうすれば客を呼べるのか。最新設備の導入、接客マナー・サービスの向上、キュウリやジャガイモを使った無料パックなど、さまざまな手法が試みられている。
 こうした価格破壊の流れとは別に、スパや高級エステの料金は日増しに高くなっているのも事実である。彼らは「安っぽい広告は信じない」という富裕層を囲い込もうと、多種多様なケア用品でしのぎをけずっている。他店にはない高額商品を海外から輸入したり、自ら作ったりもする。パイナップル・エッセンシャルオイルとバナナをまぜてピーリングオイルに、ジンジャーオイル、レモン、ラベンダーはマッサージによる痛みを和らげるのに使う。美容効果の高いウコンパウダー、オレンジエッセンシャルオイル、フレッシュミルク、クレイや火山から取れるミネラルなど、特殊な商品も登場し始めた。
 これら“天然”が売り物のケア用品の多くは輸入に頼っているので、サービスはドルでの支払い(10~70ドル)になっている。日本でエステティシャン養成学校を卒業後、あるスパでエステシャンを務めたQue Anhさんは、美容目的のハーブ使用をベトナムに紹介した人物でもある。彼女は、「海外とりわけアジアではハーブがスキンケアに使われてきた長い歴史があります。ベトナムの若者はこれまで有名ブランドの化粧品ばかりに注目していたのですが、最近になってようやくハーブの魅力に気がついたのです。化粧品と同じようにハーブについてもしっかりしたアドバイザーが必要なのです」と解説する。
 若者が美容に関心を持つのは良いことだ。美容・ファッションの専門家Trieu Thi Choiさんは、「マッサージやサウナは、仕事で疲れた女性の体を癒してくれます。でもみんなが同じように美しくなる必要はありません。美しさは、エステで磨けるような外見だけではないのです。日頃から健康に心掛け、食事をしっかり摂り、運動をすることも大切です。若い女性は広告に惑わされず、自分に合った化粧品やエステサービスを選んで欲しいですね。下手をすると散財だけにとどまらず、健康まで損ねてしまいますから」と語った。

(Lao Dong)

(2004/11/26 10:08更新)

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